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荒島岳
2011/04/11  

今年初めての山歩きは以前から気になっていた白山のお隣の荒島岳へ。日本百名山に選定されていることもあり人気のある山のようです。まだ残雪が豊富に残っている季節なのに県外からもたくさんの人が訪れていました。
この時期でも山頂に立つことができそうな荒島岳を選びましたが、登山口からの標高差は約1,200m。かなり標高差があるだけでなく、「もちがかべ」という難所があるみたい。何ヶ月も山に登っていない体で大丈夫かな?
勝原スキー場は今は営業はしていないそうですが、アクセスがしやすいだけでなく駐車場が広くトイレも整備され、登山届も提出でき、快適な登山口でした。

出発は8時過ぎ、まずはゲレンデを登っていきますが、最初にあらわれるコンクリートの急登の人工道はけっこうきついです。でもそれもしばらくだけで残雪が出現しました。今年の大雪で、この辺りもまだまだたっぷり雪が残り雪解けが遅くなっているようです。
登り始めは厚い雲が広がっていて少し不安でしたが、少しずつ青空が顔を出し始めました。
天気予報通りになりそうな予感。良かった!

一気に300m標高を稼ぎ、ゲレンデのリフト終了地点はなだらかな丘。
見晴らしが良くとても気持ちのよい休憩ポイントでした。でも荒島岳山頂の姿はまだ見えません。
樹々のぬくもりが残雪を解かしていました。
冷たい残雪を解かすほどイキイキとした生命力、樹々たちも春が来た!と喜んでいるようです。

まだ朝の9時なのに陽射しが強いです。
どんどん雪が解けていき、もしかしたら帰る時には風景が変わっているかもしれません。
もしかして折れてしまっているのかな?と思った枝、よく見ると雪の中から起きあがろうとしている姿でした。

しばらく登ったところで広大なブナ林が広がっていました。
さすが白山のお隣の山。
このブナ林を見に来るだけでも良さそうです。
ただ登っても登っても次から次へとあらわれる急坂。
脚に来るしとても辛いけれど、登れば登った分だけ眺めが良くなってきて、とうとう樹間に白山を望めるようになってきました!
駐車場で出会った団体さんが登ってきました。ツアーかな?

雪解けがとても綺麗。
深い雪の中から、樹々たちも、草花たちも、そして動物たちが一斉に目を覚まします。
すると近くでコンコンコンコンコンコン・・と可愛らしい音がしました。
アカゲラかな?キツツキ科の鳥が巣づくりをしているようです。
一度その姿を写真に撮ってみたいな。

登っても登っても急登が続きます。
展望が良いと言われるシャクナゲ平を楽しみに歩いていると、樹々の間がポッカリと開き、そこから白山山系が綺麗に眺められるようになってきました!随分と標高が高くなってきたように感じます。

すると目の前になだらかな丘が広がりました。
ようやくシャクナゲ平に着いたかな?!と思い地図を見ると、まだその手前の地点のようです(泣。あと100mほど登らなければならないみたい。
そしてここでようやく荒島岳の全貌が姿をあらわしました。「荒島岳山頂まで2km」の看板がありました。山頂がとっても綺麗。でもまだはるか遠くに感じます・・。

あとひと登りすると、シャクナゲ平に着きました。
白山の眺望が最高です!!
とても気持ちの良いピークなので、たくさんの人たちが休憩していました。
そしてここで下山第一弾の人たちとすれ違いました。
しばらく休憩して、アイゼン装着。

シャクナゲ平からしばらく下ると、そろそろお散歩道はお終いです。
山と高原地図にも危険マークが付いている、「もちがかべ」という難所が待ち構えているのでちょっとドキドキです。夏道ではハシゴとクサリがあるようです。ここからは身を引き締めて進みます。

「もちがかべ」ではカメラを取り出すことはできず、ホッと一息ついたところで写真を撮りました。
気を付けなければいけないところは最初に出てくるトラバース、そして夏道のハシゴとクサリ場の辺りは時々樹々の枝に助けられながらのとても急な登り。でもアイゼンとピッケルがあれば大丈夫でした。

つい先ほどまで過ごしていたシャクナゲ平を赤丸で記しました。
のんびりと歩いてシャクナゲ平から時間にして25分ほど、標高差は200mほどでした。

一気に登ったので眼下に大野市街が綺麗に見渡せるようになりました。その向こうに広がるのは加賀の山々かな?

山頂近くなると、植生が変化してきました。
樹々が少なくなり山の雰囲気が随分異なるようになってきました。
ここまで登れば山頂まであともう少しと思いますが意外に遠くなかなか着きません。

目前に広がる大きな尾根、すごく綺麗。雰囲気がまるで北アルプスのように感じました!
荒島岳は1,500mという標高の割には広大なブナ林から始まり急峻な岩場もあり、そしてこのような様々な景色を眺めることができ、密度がとても濃い山に感じました。

するとまた大きな雪の壁があらわれました。
登っても登っても山頂に着きません・・でもこれが最後の登りかな?最後の難関かも。
この斜面はかなりの斜度のように感じます。
最後のひと登り、先ほどの団体さんが先を行きます。

そして登り終えたところで、今登って来た道を見下ろしました。山ではいつも感じますが、写真に撮ると実際に肉眼で見た時と比べるとあまり急に感じないのでちょっと悲しいです・・。きっと脳の中で目から届いた映像を自分で都合良く変換しているのだと思います。
でもこれでようやくあともうしばらく歩けば山頂です。
山頂でお昼ご飯と思っていましたが時計を見ると12時半。そろそろカロリー不足も限界です。

登り始めてから4時間半。
ようやく山頂に着きました!!
でも写真を撮りながらのんびり歩いて来たので、途中皆さんに抜かされてほとんど最後尾でした。
それにしても皆さん速くて元気です・・この時期にこの山に登るということは、慣れている方も多そうでした。
霞んでいたけれど、もう少し澄んでいれば遠くに北アルプスが見えるそうです。

そして白山の雄大な姿。
真っ白に輝いていました。
やはりたっぷりの雪を冠っているように見えます。
そして眼下には、目を凝らせばはるか遠くに見える・・車道。走って来た国道158号線です。そして鳩ヶ湯温泉へと続く道でしょうか?あんなはるか遠くから歩いて来たなんて。

山頂でのんびり寛ぎましたが寒くなって来たので下山です。

今度はさて今から「もちがかべ」!というところで写真を撮ってみましたが、相変わらず肝心の難所が撮れなくて残念。
下りも注意しながら進みます。

「もちがかべ」が終わりトラバースを過ぎホッとしたところで振り返って撮りました。「もちがかべ」は回り込んだところなので写っていません。

シャクナゲ平まで戻ってきて山頂を振り返りました。
山頂部の3つのピークが綺麗に並んでいます。
とても綺麗なお山です。
時間があれば小荒島岳に寄って行こうと思いましたが、午後3時。そろそろ陽も傾き始めるのでまた次回にします。

シャクナゲ平では、テン泊していた人がいたようです。
帰ってから調べてみると、冬期もけっこうつわものな人たちが入る山のようです。
そろそろ白山の綺麗な眺めも見納め。
今からまた綺麗なブナの森に入っていきます。

その後一気に駆け下り、来る時も立ち寄ったゲレンデのリフト終点地点でのんびりと過ごしました。
そこでお散歩していると残雪の中にポッカリと空いた穴を発見。
樹木も植物もないのになぜこんな穴ができるのかな?

陽が陰り始めました。
太陽がとても綺麗でした。
まだまだモノトーンの世界だけど、この辺りならあともうしばらくで樹々が芽吹きフキノトウも顔を出し始めることと思います。

ゲレンデ最後のコンクリート道は、下山はさらに辛いものとなりました・・・。
久しぶりの山歩きで標高差1,200mはやはりけっこう足に来たようで、少しずつしか下れない自分の姿がまるでペンギンのよう(笑。

荒島岳はアクセスも容易、駐車場も広く登山口にはトイレも設置され(厳冬期はどうかな?)、そして何より広大で美しいブナ林、適度な難度の岩場もあり、山頂からの眺めも最高でとても好きな山になりました。
シャクナゲ平まででもじゅうぶん綺麗な眺めを堪能でき、シャクナゲ平へ行けなくてもブナ林を見に行くだけでも良さそうに感じました。

◆荒島岳
2011/04/10・日帰り

4/10・日:晴れ:勝原(カドハラ)スキー場~シャクナゲ平~荒島岳往復

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