乗鞍・一の瀬園地 |
2010/11/24 |
前々から一度、訪れてみたかった乗鞍の一の瀬園地。晩秋の乗鞍岳と綺麗な池、そして澄み切った空の夕陽と星空を満喫してきました。
前日の夜中に天気予報を見て思い立ったので、乗鞍周辺に着いたのはもう既にお昼頃でした。
エコーラインに入り、まずは楽しみにしていた大滝のひとつ、番所(ばんどころ)大滝を眺めに行きました。
遊歩道を歩くと特徴ある大きな岩が目に飛び込んできました。番所大滝周辺には、このように岩が横に割れていく板状節理の岩盤が多く見られました。乗鞍岳からの溶岩が、冷えて固まる時にできたそうです。それに対して上下に割れる現象が柱状節理とのことです。
綺麗に整備された展望台に着くと、激しいしぶきが舞いあがっていました。
番所大滝、高さ40m、幅11mのとても大きな滝でした。
乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰から噴出した溶岩流が広大な溶岩台地を形成し、現在の乗鞍高原となったそうです。
この乗鞍岳の溶岩を刻んでつくられた滝を代表するこの「番所大滝」と「善五郎の滝」と「三本滝」を合わせて「乗鞍三滝」と呼ぶそうですが、その中でも最も大きいのがこの番所大滝とのことです。
水が見せる様々な表情が美しく感じました。そして激しい水流にも関わらず、落ち葉が岩に張り付いていました。
もうしばらくで厳しい冬を迎えますが、この落ち葉たちはいつまで頑張って張り付いていられるのかな?
休暇村の駐車場に車を停めて、トレッキングコースをしばらく歩いてみることにしました。
まずは休暇村から徒歩5分の牛留池へ。
車道からほんのしばらくのところにある池ですが、ひっそりと静まった森の中に佇み静かな時が流れていました。池の中の倒木が、静かに朽ちていくのでしょう。日陰には朝方冷え込んだ時の氷がまだ残っていました。
陽が落ちる前に・・と思い、急ぎ足で口笛の径からあざみ池を過ぎ、まいめの池へ。乗鞍岳に陽が沈む前に、何とか間に合いました。
夕方の光に包まれた、静かなひとときでした。静かな光が乗鞍岳とまだ少しだけ葉を残した樹々を、やさしく包んでいました。
そして太陽が沈んでいこうとする時、白樺に寄生したいくつものヤドリギがシルエットとなって浮かび上がりました。
ヤドリギは地面からの栄養分を寄生した樹木からもらっているようですが、逆に樹木はヤドリギから恩恵を受けることはあるのでしょうか?
そんな自然界の様子を、雄大な乗鞍岳があたたかく見守っているように感じました。
帰ろうとした時に、まいめの池の隣にも小さな池があることに気付きました。偲ぶの池と呼ばれるそうです。
あっという間に暗くなってしまうので、先を急がなければいけないのに水面にあらわれた乗鞍岳と空のグラデーションが綺麗で立ち止まってしまいました。まるで着物の和柄のような美しい模様が景色を覆い尽くしていました。
楽しみにしていた乗鞍三滝のうちの1つ、善五郎の滝。
急いで向かったのですがまいめの池でのんびりし過ぎたため、残念ながら着いた時はもうほとんど真っ暗でした。流れ落ちる水がとても綺麗そうな滝。この次はぜひ明るい時間帯に訪れてみたいと思います。
休暇村の駐車場に戻る頃、空にはたくさんの星が瞬いていました。
急激に冷え込んできたので迷いましたが、思い切ってふたたび牛留池へ。
無数の星が乗鞍岳に降り注いでいました。
樹々の間に色付いたカラマツがライトアップされ晩秋の気配が残っていましたが、氷点下の張り詰めた空気の中、冬がすぐ間近に迫っていることを感じました。
11/6・土:晴れ:番所大滝、休暇村~牛留池~あざみ池~まいめの池・偲ぶの池~善五郎の滝~牛留池~休暇村